Zama talk

2014年07月02日
「主張するデザインから共感を得るデザインへ」下川 一哉 氏
 第1115回 マーケティング創造研究会
日 時 2014年7月2日(水)14:30~16:30
テーマ 主張するデザインから共感を得るデザインへ
講 師 株式会社意と匠研究所 代表取締役 下川 一哉 氏
(前 日経BP社『日経デザイン』編集長

 従来、商品やパッケージのデザインは、売り場での訴求力を中心に語られることが
多かったように思いますが、これからの商品パッケージはそれだけでいいのだろうか。
主として売り場で買われ、生活の中で消費・使用され、捨てられるていくという
パッケージのライフステージのプロセスのなかで今後何が必要とされてくるのか。

 今回は、本年3月まで「日経ビジネス」編集長をされ、現在、(株)意と匠研究所 
代表取締役の下川講師をお招きしてご解説頂きました。

 



(主な内容)

1.共感を得るデザインとは何か(シークエンスに沿った価値形成)


  ①スマート(賢い)であること
  ・使い手のことを考えてくれているんだな、と感じる

  ②安心・安全を担保する
  ・隠れていたリスクの発見

  ③ストレスがないこと
  ・失敗するかもしれないという不安

  ④自由であること安心
  ・ひとりひとりによって使い方はけっこう違うが、
   いろいろな使い方をしても大丈夫なこと
 

2.共感を得るデザインの事例


   バルミューダ・・・扇風機、空気清浄器
   ダイソン・・・扇風機
   ユニークな雨傘「UnBRELLA」
   ISSEY MIYAKE・・・和紙の表情を生かす


3.パッケージデザインの事例


   FRISK・・・ミントタブレット
   K&K・・・「缶つま」(さば)
   マルハニチロ・・・鯖フィレ「LaCantine」
   evian、い・ろ・は・す


4.もうひとつのシークエンスが顕在化した


  ・「地震や万が一のリスクをどう考えるか」のアンケート調査
  ・パナソニックの照明器具・・・「いつも」と「もしも」に備えた
  ・めがね・・・万が一のとき、つまみを調整すると度数を合わせられる
  ・FRISK・・・万が一の災害のとき、容器をふれば中のミントが
         ぶつかり合って音が出る
         →自分の居場所を知らせることができる




 事例にも出てきたダイソンでは商品開発担当者は全員エンジニア兼デザイナー
だと聞いたことがあります。

 多くの商品分野において「この商品はこういうものだ、と不満をもちながらも
諦めている」消費者に、下川さんのお話は「暮らしに寄り添う製品、デザイン」
のより一層の必要性を感じました。



(マーケテイング共創協会 座間 忠雄)


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